雑草系男子のblog

日々の学び、個人的哲学。

CCC GCSJ2018

⚠️超長文です

 


未曽有の暑さが続く今夏、皆様、いかがお過ごしでしょうか。

 


僕はといえば、8/1~10の期間、Cross-Cultural-College(CCC)という副専攻プログラムの一環である、Global Career Seminar in Japan(GCS)という10日間の国際プログラムに参加しておりました。

平たく言えば、日本学生とカナダ学生でグループを組み、協働しながら企業から与えられるビジネス課題を解決する、といったプログラムです。

 


学部専攻とは切り離された副専攻であること、全編英語で開講されること、大手企業を多数巻き込んでおりビジネス色が非常に強いこと、泊まり込みでの集中講義であることから、向上心や野心、英語の運用スキルやビジネス理解、タフな体力といった、高いレベルの「心・技・体」が学生には求められます。そのため、参加する学生はみな優秀で、特に就職活動を早い段階で意識している3年生が多い印象を受けました。

 


実は僕も去年、このCCCのGlobal Internship in Japan(GI)という別のプログラムに既に参加しておりました。

CCCの修了には、GCSとGIどちらかの参加が必須であり、その点に関しては今回のGCSに参加する必要は全くもってありませんでした。

加えて、就職活動も既に終了しており、就活の面接のための話題作りといった目的も同様にありませんでした。

 


ではなぜ今回参加したのか?

その理由、感想、結果、得た学びについて、忘れないうちにこの投稿で振り返りたいと思います。

恐らくかなり長くなりますのでご注意ください。笑

 


まず、理由について。

そもそもCCCを始めた理由、今年GCSに参加した理由について話したいと思います。

 


まず、CCCを始めた理由は、苦手だった英語を克服し、国際経験を積んで将来のキャリアに役立てたかったからです。

僕には国際的なバックグラウンドが全くない上、高校の時は英語が嫌いで仕方なく、テストでも赤点ばかり取っており、センター試験の英語も当初は50/200点を取るような人間でした。

しかし、高校3年生の時に海外を股にかけて働く仕事への憧れを感じてから今に至るまで、金銭的な問題をはじめとした壁にぶつかりながらも自分を奮い立たせて立ち向かい続けました。その一環がCCCでした。正直、今でも自分の英語力には自信はありませんが、ある程度の度胸はついたと思います。

 


今回のGCSに参加した理由については大きく2つありました。

1つは、単純かつ最大の理由です。

去年の自分のパフォーマンスに全く満足できず悔しかったからです。

去年はペアでインターンに参加しましたが、英語力の無さ、何よりロジカルシンキングの貧弱さのせいで思うようなパフォーマンスができず、自分の能力の至らなさを痛感して落ち込みました。

ペアの子にも、お前はロジカルさが足りない、何を言いたいのかわからない、と何度も言われていました。学んだことは大変多く、何とか形にはできたのですが、自分にとって苦い思い出であることは間違いありませんでした。

それを踏まえて、就職活動に向けてひたすら自分が足りていないロジカルさなどを鍛えました。

その結果、第一志望の業界に内定を頂き、自分でも納得いく形で就職活動を終えることができました。

しかし、僕の中には1つの心残りがずっとありました。CCCが自分の中で苦い思い出になっていることです。

こう見えて僕は非常に負けず嫌いです。笑

過去の自分がCCCの環境に負けたままなことが許せず、CCCを良い思い出で終わらせるために夏休みの遊び時間と参加費用を削って今回参加しました。

 


2つ目は、新しい繋がりを作りたかったからです。特に、後輩との繋がりを作りたいと思っていました。

僕はこの大学4年間で、多くの先輩に道を示してもらいました。普段の飲みから、将来のキャリアの相談に至るまで、多くの先輩方にたくさんの力を借りていました。

サークルなどの団体を辞め、後輩との繋がりが希薄になってからも、その恩は忘れられず、ずっともやもやしていました。

これまで受けた恩を何らかの形で後輩に返したい、返さないといけない。こういった意識の高い3年生が集まるプログラムに参加したら、フィーリングが合う子を見つけて何かしらの手助けができるかもしれない。そういった想いも持ちながら、この10日間過ごしていました。

 


参加してみた感想としては、やはりなかなか大変だな、ということでした。

僕のグループのメンバーは数奇なことに全員日本語が話せたので、英語と日本語をうまく使いながら情報共有や意思疎通を二重に図れたので

進行はかなりスムーズでしたが、僕たちのグループのテーマは「利益の出るビジネス」の提案というものでした。

つまり、他のグループよりも定量的データの収集が多く求められたので、それらを探し当てるのにたくさんの時間を費やしました。

グループワークも、連日深夜の2時頃まで時間をかけたりと、正直ブラック企業でした。笑 

一緒に頑張ってくれたみんなには感謝しかないです。ワークは大変で肉体的には疲れたけど、みんなと一緒だったから精神的にはずっと元気だったしワークの時間が毎日楽しかったです。

逆にシュナイダーのみんなといるのが楽しすぎて、他のグループの子たちと深くコミュニケーションを取れなかったのは少しもったいなかったかな、とも思います。

 


個人的なところでは、自分が出せるバリューは何かをひたすら考えていました。僕は英語力では周りを引っ張れないとわかっていたので、

前回のCCCで反省したこと、例えば雰囲気づくりや、就活期間に培ってきたロジカルさやビジネス理解などを活用して

内容の深化や構成のわかりやすさに貢献できるよう取り組みました。自分の能力の至らなさから、

グループのみんなが寝てからも連日深夜3~4時まで1人残ってPCの画面とにらめっこして作業したりプレゼンのスクリプトを覚えたりと、

良くも悪くも気合で押し切った部分は正直多かったです。微力ではありましたが、少しは貢献できたのではないかと思います。

 


結果としては、最終プレゼンにおいて7チームの中で1位を取ることができました。

みんなで1つになって全力で取り組んだ結果がうまく反映されて本当に嬉しかったです。

他のチームのプレゼンも甲乙つけがたいほど良くて、特にプレゼン前夜に各グループがそれぞれの場所に集まって

練習している様子を見ていると、不覚にもウルっと来てしまいました。

みんな本当にお疲れさまでした。

 


個人的には、ずっと苦手だった英語で結果を出せたこと、

去年GIに参加した時の不甲斐なさを払拭できたこと、

別で出場した英語プレゼンコンテストで入賞できなかった時の悔しさと学びを本番の話し方等にしっかり活かせたこと、

就活で磨かれた考え方やスキルを反映できたことなど、

今回の1幕をこれまでの様々な経験の集大成にできたことが大きいです。

もちろん反省点も多々ありますが、一旦自分を褒めてあげようと思います。

 


得た学びは数え切れませんが、敢えて1つだけ挙げるとするなら、「心・技・体」の中で最も大切なのは心であると改めて感じたことです。

どんな技も体も、心の成長が伴っていなければ肝心な時にうまく運用できず、宝の持ち腐れになってしまいます。

では、どう心を鍛えるのかというと、様々な経験をすることが大切なのではないかな、と僕は思います。

果敢に挑戦し、多くの失敗と成功を積み重ね、様々な視点や教訓を得て次に活かしていくことが、

その人を正しい方向に連れて行ってくれる。22年間しか生きておらずまだまだ青いですが、

少しずつ核心に近づけている気がします。

その点でいうなら、このGCSに参加していた学生たちはみな高い志と熱い想いを持っていて、

僕個人としてもすごく刺激を受けました。もっともっとみんなの話を聞いてみたい。

そう思える人たちばかりでした。僕も残りの学生生活、みんなに負けないように充実させたいと思います。

 


最後になりましたが、今回関わってくれた人たちみんなに感謝しています。

うまく今回のGCSを成り立たせてくれた島先生、本当にお疲れさまでした。

先生が担当でよかったです!尊敬しています。

チームのみんな、10日間本当にありがとう!大学生活の大切な思い出がまた一つできました。

みんなと同じチームじゃなかったらここまで頑張れなかった。正直、今相当喪失感ある。お前ら大好きや!

他の参加者のみんな、思う存分話せず不完全燃焼感あるのでまた飲みに行こう!

特に3年生の子たちは就活真っ只中で忙しいと思うけど卒業するまでに相手してやってください笑

 


CCCやってよかった〜!!