雑草系男子のblog

日々の学び、個人的哲学。

有言実行 vs 不言実行

 

どっちがいいんだろうか。

 

個人的見解では、本気でやりたいと思っていることに関しては、有言実行で取り組むべきだと思っている。

 

 

試みが成功するという前提で、両者を個人的価値観で分類すると、

 

有言実行: ハイリスクハイリターン

不言実行: ノーリスクミドルリターン

 

だと思う。

 

この場合のリスクとは、主に他者からの攻撃。

どれだけ他の人に馬鹿にされるか、失敗した時に後ろ指差されるか、考えが変わった時にブレてると非難される、などだろうか。

 

不言実行に至っては、このリスクは存在しないと言ってもいい。成功した時もスマートではある。

その反面、有言実行の場合だと、必ず邪魔をしてくる人がいる。

表立って何かをしようとすれば、文句を言ってきたり陰で馬鹿にされるなど日常茶飯事だろう。

 

 

リターンに関しては、多様であると思う。

同じ志を持つ人の集まりやすさ、成功した時に認めてくれる人の数、満たせる自己顕示欲の度合い、などなど。

 

この場合、有言実行の方がメリットを享受しやすい。だが、不言実行でも得られなくはない。

 

 

どちらも一長一短である。だが、僕は有言実行を推す。

 

なぜか?

 

叩かれてさらにやる気出るような人じゃないと、

物事に本気で取り組んで結果を出し続けるのは無理だと思うから。

 

結果を出してもどこかで叩かれる。それでメンタルがやられるようでは、その後に続かない。

 

 

有言実行だと、確かに批判されるし敵も増える。

しかし、その増えた敵の数だけ力に変えられれば、むしろハイリスクはさらなるリターンになる。

敵の文句で強くなれれば、これだけ燃費のいいことはない。生ゴミから電力を生み出すバイオマス発電のようなものだ。

 

そして、結果を出せば案外その敵も掌を返して味方になったりする。

そういう人間は正直あまり好ましくないが。

 

ただ、有言実行を地で行く上で必要なことが2つある。

 

1つは、発信していること以上の努力を陰で積むこと。

 

人間とは不思議なもので、努力を口にすることによって、

本当はそこまで努力していなくても、充分に行っていると勘違いして安心してしまうことがある。

それが油断を生み慢心につながる。

自己評価と実際の能力が釣り合っていない状況だ。

 

この現象が、有言実行をしていく上で鬼門になる。

このギャップを防ぐために、発信しきれないほどの努力を陰で積む必要がある。

 

俺自身、上述のリターンを得るために就活を頑張ってる感を出していたが、

具体的に何をどれだけ頑張っているかなどは限られた人にしか話していなかった。

 

なぜなら自分の努力を人に真似されると相対的に自分の市場価値が下がるからだ。

本当に大切だと思っている努力のノウハウは簡単には公開しない。

世の中は比較で成り立っている以上、自分を小さく見せて油断させるというのも必要だ。

 

ことわざで言うならば、能ある鷹は爪を隠す、と言ったところか。

努力を発信するのはいいが、それが全てなようでは危険信号だ。

 

 

もう1つは、「頑張ること」ではなく、「頑張ったこと」を発信すること。

 

所謂、事後報告だ。

 

これが本当に大切だと思う。

 

正直に言って、「頑張ろう」と言っている人でちゃんと結果を出した人を見たことがない。

成功の要因として、やろうと思ったことを実行に移すスピードの速さは欠かせない。

 

極論、結果を出す人は、やるべきだと思ったことをほぼ無意識レベルで実行している。

それが成功するチャンスを逃さず掴み取ることにも繋がっている。

 

俺は周囲には就活で望む結果を出したことを運だ、

ガチャだと言っているが、本心では微塵もそんなことは思っていない。

勝つべくして勝った。そう思っている。

 

そして、行動した結果を省みる作業として、

「頑張ったこと」を発信するのは悪くない。

 

自分なりの成功理論を構築する上での材料にもなるだろう。

点と点を結んで線にするためには、何かしらの形で行動の軌跡を残しておく必要がある。

僕がツイッターでダラダラ詭弁を垂れているのも、このブログでよくわからないことをつらつら語っているのも、それが目的でもある。

 

 

長くなったが、この2つを守って有言実行していれば、必ず結果が出せると信じている。

 

結果に対しても反発は必ず来る。

それならばいっそ過程から反発されて、

罵詈雑言を力に変換していく訓練を積んで心を強くしていく方が効率がいい。

 

向かい風を追い風に変えて、自分が信じるものに向かって突き進めばいい。

 

強くなりたければ、声を上げよう。